宮崎家族3人殺害事件被害者遺族へのインタビュー骨子と遺族からのメッセージ

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07 /13 2017
宮崎家族3人殺害事件で母・姉・甥を亡くされた被害者遺族の方へのインタビュー骨子
聞き手 木野千尋
(2017年4月27日 宮崎市内にてインタビュー)
Q 第一審で被害者参加制度を利用したいと思ったのはなぜか?
A なぜ殺したのかという自分の気持ち(疑問)で、それを知りたくて参加したが、
それは分からなかった。
Q 第一審で死刑判決が出た時にはどんな思いだったか?
A 3人も殺しているので、それは当然だ。
Q 死刑を望んでいたということか?
A はい。
Q 死刑を望む気持ちだったのに、その後、裁判所に対して、「死刑を望まない」という上申書を提出したが、なぜか?
A 加害者側の親族と関係を切りたくて(結果的に)上申書を出した。
Q 加害者を救う会と関わりを持ったのは何時頃、どういう形だったか?
A 最高裁が始まる半年ぐらい前に、自分の仕事中に加害者を支える会の人が来た。
Q その後支える会の人と何回か会ったか?
A 数え切れないくらい。
Q どこで会ったか?
A 加害者の出身地(福岡)に救う会があったので、行って交流会とかした。
Q なぜそこまで交流をしたかったのか?
A 姻族関係終了届を出してもらいたくて、そのためには信用があった方が出してもらいやすいと思ったので会った。
Q 終了届を出してもらうことをなぜそんなに望んだのか?
A 自分の将来のために必要だったのと親戚とかに迷惑がかかると思って、必要だった。
Q 加害者を支える会と話ができるようになって、終了届の依頼はしたのか?
A 何回もお願いしたが、してもらえなかった。
Q 終了届をしてもらいたいと頼んだ時、加害者を支える会から何か頼まれたことはあったのか?
A 上申書を書いてほしいと頼まれた。
Q 上申書の内容はどちらから出されたのか?
A 加害者を支援する会から出された。
Q 一審の時は死刑を望んでいたという話だったが、上申書はそれとは反対の内容だと思うが、その点についてどう思ったのか?
A 自分と思っていることとは違ったが、姻族関係終了届を提出してもらいたかったので仕方なく上申書を書いた。
Q 終了届はそれほど欲しかったのか?
A 絶対必要だった。
Q 加害者に何回ほど接見したのか?
A 全部で10回くらい。
Q 加害者に会って、事件に対しての反省とかについて、どんな印象を持ったか?
A 反省はしてないと思う。謝罪の言葉が心から言ってないなと感じた。
Q 加害者側が再審請求をしたが、上申書が拠り所になっている。それについてはどう思うか。
A それはいやだ。死刑を望むので、上申書で判決が変わったりするのはいやだ。
(以下略)

犯罪被害者大会へのメッセージ
 (6月17日収録のビデオメッセージからの書き起こし 文責二宮)
 みどりの風の大会に参加された皆様、わたしのような経験をもう誰にもさせたくありません。私は加害者を支える会の人々からの誘いをいつの間にか断りにくい状態になっていました。内容もよく分からないまま書かされた上申書が大きく報道されて、これは大変なことになったと思いました。気付いたときは取り返しのできないことになっていました。それでも、加害者を支える会に利用されているとは気づかないまま付き合いを続けていました。はっきり利用されていると気付いたのは、死刑廃止の人たちが修復的司法の成功例に私のことを挙げていると知った時でした。
 繰り返しますが、私のような被害者をもう二度と出して欲しくありません。