第6回九州・沖縄犯罪被害者大会in福岡 開会のあいさつ 全文

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07 /13 2017
第6回 九州・沖縄犯罪被害者大会in 福岡
開会のあいさつ
平成29年7月8日
九州・沖縄犯罪被害者連絡会(みどりの風)
会 長   廣瀬小百合    

台風3号の大きな災害もなくほっとしたところに、福岡県朝倉市・大分県日田市などを中心に、私たちの住む九州は、豪雨による大きな災害に見舞わられています。大切な人命が失われました。道路や橋や家が流されました。亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りいたします。同時に被災された皆様へお見舞いを申し上げます。
さて、九州・沖縄犯罪被害者連絡会(みどりの風)主催、「第6回九州・沖縄犯罪被害者大会in 福岡」の開会にあたりご挨拶申し上げます。本大会は公益社団法人日工組社会安全研究財団様の助成により開催されます。日工組様には心より感謝申し上げます。またチラシに書かれております通り多数の団体様よりご後援並びにボランティアのご支援をいただいております。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
みどりの風の仲間たちには、被害者本人つまり自身が身も心も傷つけられた方、また大切な家族の命を奪わられた方方がいらっしゃいます。事件の内容・おかれた立場・抱えている課題は、それぞれに異なります。その事情が異なることが、犯罪被害者同士の交流を非常に難しくしている最大の原因であると考えられます。それでも何とか犯罪被害者同士が繋がろうとして、この腕を伸ばし続けてきました。犯罪被害者おひとりおひとりには、とても厳しくて悲しい思いがあります。普段それを話すことさえできずにいる方がほとんどなのです。
みどりの風を立ち上げて6年、犯罪被害者同士なら話ができる、話して、怒って、泣いて、笑う、そして心が軽くなる。それは私たちが体験から学んだ真実です。この犯罪被害者同士の交流こそみどりの風の原点です。これからもこの輪を広げていきます。
みどりの風には、支援会員の皆さんがいらっしゃいます。各方面の専門家の皆さんです。私たちが行き詰まった時、いつもそっと助けていただいています。支援会員の皆様、ありがとうございます。お礼を申し上げます。
さて、今日は、事件から16年目を迎えられた永野弘子さんに講演をいただきます。犯人逮捕に至らず、未解決のままであるということは、どういうことなのか、そして残されたお孫さんたちのために強く生きてこられたお話をお聞きください。
続いては、20代の若さで家族すべてを殺人事件によって失った宮崎の遺族の方からのメッセージです。相談すべき人もなく被害者支援の全くない中で、加害者側からの接触に振り回された被害者遺族を通して、ちょっと聞きなれない言葉ですが「修復的司法と犯罪被害者」というテーマについて、皆さんで考えていただければと存じます。

今日は、福岡女学院大学並びに久留米大学大学院の皆様、多数のご参加いただくとともに、ボランティアに加わっていただいております。本当にありがとうございます。
皆さまは将来、加害者と接するお仕事に就かれることもあると思います。その様なときにも、その加害者の陰には犯罪被害者がいるのだということを心のどこかに置いていてほしいと思います。残念ながら現状の加害者の支援にかかわる方々には被害者の姿が全く見えなくなっている人々が多いのです。今日は、せっかくの機会ですので、犯罪被害の実情の一端を知るきっかけにしていただけるとありがたいです。
将棋や卓球を始め様々な世界で、若者たちが大活躍しています。同じように犯罪被害者にかかわる分野でも若い力が育ってくださることを希望して開会のあいさつといたします。